1955-07-09 第22回国会 衆議院 農林水産委員会 第38号
このためにため池等を作つて灌漑用水の設備を増強いたしておる。ところが川のはんらんによって別な方面に、低いところに川が流れている結果、灌漑用用水が非常に困難に陥っておる。そこで単なる被害ばかりではなくして、今後の作況に非常な影響をするような旱害が起るのではないか。
このためにため池等を作つて灌漑用水の設備を増強いたしておる。ところが川のはんらんによって別な方面に、低いところに川が流れている結果、灌漑用用水が非常に困難に陥っておる。そこで単なる被害ばかりではなくして、今後の作況に非常な影響をするような旱害が起るのではないか。
従来毎年電気料金の値上りに伴つて、灌漑排水用電力料金の問題が論議されていたのでございますが、昨日私が申しましたように、一般の電力料はこの五カ年に約三十倍になつていたんです。その都度潅漑排水用電力については割引等の措置が講ぜられたにもかかわらず、五十倍にも上つておるようなことは、これは各地区の実態もわからずに、抽象的にきめたようなことから出て来たのではないかと思うのです。
もつと計算した上に書類にして提出するということの答弁をしているわけでありますが、その後電気事業連合会からの書類で、通産委員会に発表せられたところによりますと、電気料金の改訂に伴つて、灌漑排水用の電気は全国平均で五キロワツトの場合は三割四分になる。百キロワツトの場合は三割五分になる。五百キロワツトの場合は三割の値上率になるという文書を出していたのであります。
九州方面、特に南九州の方面においては笠野原六千町歩とかいうような、自然に平野になつておる大平原がある、こういう地方にダムでもつくつて灌漑耕作をやればたいへんな食糧の増産になると思うのであります。こういう点等について研究せられたことがあるか、まずその点。 食糧の畑地灌漑はこの点でおくとして、その次に食糧増産の場面から見て、粉食とかいう点から見て、どうしてもかん上よがあるのであります。
これは農林省からもらつた資料ですが、これを拝見してみても、東京地区が一番上つて、灌漑排水用としては、一割八分九厘上る。それから中部地区が一割八分七厘、東北方面は三割の値引きなんです。関東は二割です。その差はありますけれども、東北方面は比較的軽いのです。
水の問題で今一番問題になりますのは、冷たい水が田に流れ込むいわゆる冷水の害、いま一つは鉱毒による灌漑水の害、いま一つは、この冷水の問題と関連もあるのですが、発電工事等によつて灌漑用水が長距離区間を、ほとんど太陽の日の目に当らないで、ヒューム管等によつて導水をされる、それによる灌漑地域における甚大な被害というものを、先般私ども北海理に参りまして東川遊水池を見学をしたときに、しみじみ感じた。
これは事業の設計にあたりまして十分慎重を期して行き、どうしても排水によつて灌漑水の不足になるというような場合には、あらかじめ水揚げポンプ等の施設を備えつけるというふうなことをやらなければならないのは、もうすでに御承知の通りであります。
然るに、従来は畑地農業につきましては、一般的に灌漑施設がなく自然の降雨によつて灌漑を行つている状態でありまして、栽培技術及び栽培品種も固定化し、又その豊凶は専ら自然的な降雨条件によつて左右せられる結果ともなり、農業生産力は一般的に低いと言えるのであります。
しかるに従来は、畑地農業につきましては、一般的に灌漑施設がなく、自然の降雨によつて灌漑を行つている状態でありまして、栽培技術及び栽培品種も固定化し、またその豊凶は、もつぱら自然的な降雨条件によつて左右せられる結果ともなり、農業生産力は一般的に低いといえるのであります。
その中で三箇所にわたつて、かりにここに三町歩ある、ここに二町歩ある、ここに一町五反あるというふうに、三箇所で井戸を掘つて灌漑すると、採算的に有利だ。それ以外のところは、区画整理なり、土地の客土なり、あるいは心土を抜いて行かなければ、不可能だから、それは採算的にならないというふうなものが実際ありましたときには、そういうふうに三箇所にまたがつておりましても、その団地を一つの事業地帯として施業する。
従つて灌漑の問題は、もつと重点的に取上げて行くべきものであろうと思うのであります。それにもかかわらず今年度におきまする予算は、海岸砂地地帯振興法による経費と合せまして、わずかに八千五百万、しかも、それは単なる調査費程度の費用しか上げておらない。現在の土地改良費百四十五億ということからみましたときに、あまりに僅少である。私はこの点はなはだ遺憾に存じておる次第であります。
各地の現地視察にも見られますごとく、水の引いたあとの水田は、流出堆土のために一帯に床が高くなつて、灌漑が不可能となり、冠水のため苗代は全滅の現状と相成つております。阿蘇地区を初め、交通不便なる山間僻地における連絡は未だ不十分で、不明の地区もありますが、これらは訴えるに人がなく、その惨状は想像に余りあるものがあります。住む家を失い、働く土地を失つた人々の上に、更に思いをいたすべきであろうと考えます。
同僚議員の質疑の中にもございました通り、この猫岳の裏側の上高井郡では、完全な除害施設をやつているといいながら、実際には数々の問題を起しておりまして、先ほど課長には申し上げたのですが、千曲川からたいへんな電気料金を払つて揚水をして、高い所へ水をひつぱつて行つて、灌漑用水あるいは飲用水に充てているという、経済的に非常なむだをやつているのです。しかしこの個所は全然できないような悪条件下にございます。
(三)灌漑用水 只見川を信濃川に流域変更することによつて灌漑期に水が放流されるならば、この河川流域の農家が利益を受けるということについては疑いの余地はない。ところが、不幸にして水の放流については発電上の要求と、灌漑上の要求とは全く背馳する。信濃川流域における灌漑用水の補給に関しOCIに提出された資料はすべて決定的のものではなかつた。
小さいところの電源開発もありますし、そういう面については、やはり電気のほうは急ぐけれどもやはりその場所を開発し発電所を置くことがあるから出て来るであろうところの総合的な開発の上においてどういう影響を持つか、或いは又その点は全面的な総合計画でなくてもどこを開くことによつて灌漑用水の関係なり、遡河魚族の島の設置なり、流水路と言いますか、木材の流送路というものの設置をどうするかというようなことも結局その地点
○衆議院議員(福田一君) 実はこの特殊会社でやります地点というものは、国土総合開発計画に関連をいたしまして、そうして大規模であつて、灌漑とか排水とか或いはその他の問題に関連しておる大規模な地点というのをやることにしておるのでありまして、そこで電力会社、いわゆる営利を目的としておる電力会社でやつた場合には非常にむずかしい、そういうような地点をやる。
特にいろいろと地質調査等をしまして、掘抜き井戸等によつて灌漑をするというようなことを上手に利用すると、案外効果が上る、こういう場面も多かろうと思いますが。本年はまだ研究中であるからということであります。ソビエト等におきましては、政府がトラクターを持つておつて、随時それがコルホーズに指導的に出て来る、こういう場面があります。畑地灌漑等におきましても、掘抜き井戸をこしらえておる。
私どもも徳川三百年来から、あの阪東太郎を挾んでの水の荒れている状況を見、どうかしてこれの治水を完成するということについてやらなければならんと同時に、この川を治めることによつて灌漑、排水、或いは電力等、数え上げましても相当大きな総合的な計画がここにでき得るのです。是非この利根川水域に関する総合開発計画というものは必要だ。
即ち外資導入等があるならば、電源の開発その他いわゆるTVAの業績に倣つて、灌漑その他、治水その他の方向にもつと根本的ないわゆる予算を、費用を、国費を余計にかけて、そうして一割とか二割とかというのではなくて、根本的の増産を図ることではないかと思いますが、併しこれは外資の導入ができてからの話で、仮定の話でありますが、得べくんばそういたしたいと私は考えております。
洪水を調節し或いはそれによつて灌漑用水の普及並びに発電を起すというような目的の堰堤工作物を作つておるのでありまするが、これらに対して事業の補助をしたというのが六億二千二百万円であります。
えます場合、ことに公共事業費の増大は必至に見込まなければならぬと思いますが、ややもすると最近インフレその他を懸念いたしまして、減税の方を優先的に考えられているように聞くのでありますが、これはひとつ考えを大きくお持ちになつていただきまして、この際アダム・スミスの自由主義だけでなく、カーンの乗数理論くらいを取入れた自由主義をとつてもらいまして、減税よりも公共事業に多くの国家予算を投入して、一本の川によつて灌漑用水